FC2ライブチャットのアダルト配信は危険。逮捕される可能性高いのにまだ配信する業者たち。

FC2ライブチャットの運営者が逮捕され、FC2ライブチャットの大物配信者はほぼ逮捕された。日本でアソコを出したら当然公然わいせつ罪なわけだけど、海外なら大丈夫。この業界ではそれが不文律だったため、最近のFC2ライブチャットでの逮捕は衝撃的だった。

しかし、皆さんは疑問に思ったことは無いかな？

DXライブやカリビアンコムガールも海外運営で無修正バンバン流しているのに逮捕されない。FC2も同様に海外運営なのに、こっちは配信者がバンバン逮捕されちゃっている。

その違いとは一体？

それは非常に簡単なことでした。海外サーバーで運営されると逮捕されるとかそういう話が掲示板などで議論されているが、海外サーバーとか日本サーバーとかは全然関係なく、問題なのはそのサイトの実質的な運営チームがどこにあるかということ。

DXライブやカリビアンコムガールを擁するDTIグループのサーバーは海外。運営は米国ロサンゼルス。ダウンタウンの大きいビルの43階ぐらいにたしか150人ほどのチームで運営しているアダルトでは大企業。全ての運営が米国でされており、スタッフも在米日本人や米国籍の日本人。米国人も多い。DTIサービス社の創始者であるWataru Takahashi氏は日本人だが現在は海外籍を取得(カリブかどっかの国だと聞いたことがある）。現在の社長も日本人ではない。

※下記はDTIとTakahashi氏について書かれたニューヨークタイムズの記事。写真の右側にいる背の高い方が高橋氏。
http://www.nytimes.com/2008/05/18/technology/18gordo.html?pagewanted=all&_r=0

一方、FC2はサーバーももちろん海外で会社も米国のラスベガス。これまでは米amazonnのサーバーを使っていたようだが、社長逮捕後に米国のデータセンターに移動したようだ。しかし、FC2のアメリカの会社の住所にはスタッフは誰もいないただのペーパーカンパニーらしい。運営は大阪の株式会社ホームページシステム。この会社のホームページによると社員30名ほどとなっている。アルバイトや派遣などが他にもいるのかもしれない。

こちらはDTIサービス社とは違い、全ての運営が日本の大阪で行われており、創始者は逮捕状が出ている高橋理洋氏と逮捕された高橋人文（ともん）氏の兄弟。DTIサービス社の創始者も同じ高橋（タカハシ）姓だが、人物は全くの別人。社長は逮捕された足立真氏。完全に日本の会社で、日本人による運営が行われている。(※高橋氏が日本人ではなく在日朝鮮系の人だという噂を聞いたこともあるが日本のパスポートを持っていたという話も聞いたことがあるため未確認。私には分からないが日本のパスポートを持っていたということは日本人なんだろう。）

ちなみに高橋理洋氏はorzという音楽グループのメンバー。サングラスをかけた代富豪というキャラだがそのとおり。大富豪のFC2創始者。下記の動画はorzのデビュー曲だが、サングラスをかけてさっそうと歩いているのがタカハシ氏だ。ちなみに、映像に出てくる子供たちと戯れるシーンは実際に高橋氏の実子で米国の自宅で撮影されたものらしい。一番上の人物はorzの曲中に高橋氏がでている場面をキャプチャしたもの。

つまり、FC2は海外を装っており、ペーパー上は海外の会社だが、実質は日本の会社が日本で運営していたわけだ。これをかぎつけた警察は株式会社ホームページシステムを家宅捜索。これによってFC2ライブチャットの配信者やプロダクションの情報をごっそり回収した警察はその情報を元に裏づけ捜査。ライブ配信している配信者がどこの誰か分かるわけだから逮捕は簡単。一方、DXライブやカリビアンコムガールは海外に会社も運営元もあるから情報公開請求しても情報が降りてこない。だから警察がいくら捜査しようとしても配信者がどこの誰なのか分からないから逮捕できないわけだ。

FC2は今回の逮捕等によって警察に全面協力する声明を出しており、今後はいくらでも警察に情報提供するものと見られる。つまり、今FC2ライブチャットで無修正でバンバン配信している業者や配信者は、明日警察が逮捕状を持ってきてもおかしくない状況でやっているわけである。これをプロダクションに所属している女性たちは果たして理解しているのだろうか？公然わいせつ罪は軽犯罪だけど将来を左右しかねないような問題。是非、プロダクションがいくら「大丈夫」と説明したとしても、本人たちに罪が及ぶので一度それが正しいのか問いかけてもらいたい。というかFC2で無修正配信しない方が良い。

現在はFC2の創業者を逮捕したことにより、配信者の逮捕劇が沈静化しているが、警察や検察はFC2の営業停止をもくろんでいると思われるので、今後もFC2への攻撃はやまないだろう。創業者たちの取調べが終われば、またその矛先は配信者に行くかもしれない。危険な状態のままFC2ライブチャットを行うのはやはり辞めたほうが良い。

また、当然ユーザーの情報も警察へは筒抜けになっているはず。私もFC2ライブは利用していたが、今は利用していない。もう少し様子を見たほうがよさそうだ。