東京熱がOmany、Onacle、Zipangのアフィリエイターに対して厳格な法的対処を決行[1]。賠償額はいくらになる?

2016年7月16日、JSKYより衝撃的なメールが送られてきました。送られたきた内容は下記です。

Tokyo-Hotのコンテンツが違法に無断利用され、
他社が承諾なくして販売している件につき、
現在、これらの違反サイトに対してへ訴訟準備を
行っております。

また、当社顧問弁護士との協議を踏まえ、
これらの違反サイトとリンクするアフィリエイトサイトも
同様の共同不法行為者とし、この通知をもって、
厳格に対応をすることになりました。

現在確認が取れている違反サイトは下記3サイトとなります。

Omany
Onacle
Zipang

上記3違法サイトに掲載されているTokyo-Hotの
コンテンツは違法に販売されているものですので、
当メールをお読みになられた方は、7月中に宣伝および
一切のリンクを無効にしていただくようご通知差し上げます。

2016年8月1日において、上記3違法サイトについて宣伝を行い、
商用のリンクを張られている被通知者に対しては、
アメリカ合衆国ならびに日本において著作権違反の
共同不法行為者として、JSKYアフィリエイトの
アカウント凍結後、順次、法律上許された最高額を
損害額として、損害賠償訴訟を提起しますことを、
ここにご通知いたします。

また、上記違反サイトが加盟するアフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)
からの入金がある口座情報を関係機関を通して照会し、
差押さえおよび損害賠償請求の対象とさせていただきます。

本年8月1日までに違法サイトへのリンクを解除された方は
対象外とさせていただきますが、口座情報の照会過程で
行き違いが生じて一時的に差押さえの対象になる可能性が
ありますのでその際はご通知願います。

また、JSKYアフィリエイトを行っていない方につきましても
上記に類似する、違法なサイトの宣伝を行っているサイトを
発見した場合、サーバー会社、ドメイン管理会社に対して、
弁護士の請求および該当する裁判所の命令をもって、
情報公開請求を行い、責任を問う予定です。

さらに、かかる宣伝サイトがGoogleで表示されないよう、
Googleと連携し検索結果から削除されるよう、正式に依頼もしてまいります。

著作権違反をおこなう悪質な違法サイトを
断じて許すことはできません。

アフィリエイター各位におきましては、
これまで知らずに上記違反サイトを宣伝してきた方も
いらっしゃるとは思いますが、これらサイトを宣伝する行為も
共同不法行為ですので、ご理解のもと、違反サイトの宣伝を
直ちに停止していただきますようお願いいたします。

健全な業界になるよう、アフィリエイターの皆様にも
ご協力いただけますようお願いいたします。

オマニー(Omany)オナクル(Onacle)ジパング(Zipang)などが東京熱の動画を勝手にパクって配信しているのはこの業界では有名な話でしたが、とうとう本気になったようです。

当サイトでも昔からOmany等に対しては入会しないよう強く訴えてきましたが、Omanyが著作権侵害し続けたことに対してJKSYもようやく本腰をあげた形となりました。

私がOmanyやZipangで配信されている動画の製作元にメールで確認したところ、全ての製作元がこれら3サイトの動画は著作権侵害されたパクリ動画だということが分かっていますので、これからはより一層、Omanyに対しての争いは激化することでしょう。

Omanyは堂々と法律の面で戦うことはできませんのでおそらく今頃どのようにしたら逃げ切れるか考えているのだと思いますが、今回はアフィリエイターへも損害賠償の手配が行われるとのことで、
OmanyやZipangが逃げれば終わるという話ではなくなりました。

これら違反サイトのアクセスはほとんどがアフィリエイト経由のものですから、アフィリエイターがいなくなれば、当然違反サイトもアクセスがなくなりつぶれるわけです。そこをうまく突いた一手ですね。

Omanyで稼いでいたアフィリエイターの方たちは今ごろどうしようかと考えている方が多いと思います。すぐにリンクをはずす人もいるでしょうが、まずは様子見を決め込む人もいることでしょう。しかし、突然訴えられる可能性はありますので
甘く見ないほうが良いと思います。実際、JSKYアフィリエイトに登録している人は情報が全て保全されていると思ったほうが良いので、ここは素直に従ったほうがよさそうです。

また、これらJSKYの対応に対して、某掲示板ではJSKYが悪いだの、JSKYが嫌いになっただの発言している人がいましたが、それはそれでお門違いですね。
OMANYが著作権侵害をやっていて、それに対処しようとしているJSKYアフィリエイトに対して怒りを向けるのは筋が通りません。悪いのはOmanyですから。

今までOmanyが著作権侵害を行っているのを知らなかったとしても、今回の件でそれが分かったわけです。なのに、それを知った上で宣伝を続けるということはもはや共同共謀正犯と疑われても仕方がないですよね。

また、アフィリエイターは動画サイトの代理店なわけですから、代理店の仕入れ元の商品が著作権違反をやっていることを知らずに販売したからといって、罪を免れることができるとは思いません。

例えば、ダイエット商品を仕入れて代理店として販売していたら、そのダイエット商品が効果の無い偽物であったことが分かった。この場合、代理店の責任は何も無いと言えるでしょうか?
もちろん、代理店と仕入れ元の間で裁判などを行って損害賠償を行うことにはなるでしょうが、ユーザーに販売した責任は代理店にもあるので、罪が無いとはいえません。

アフィリエイターは、「自分のサイトで販売している商品が法的に問題ないのか自分で確認する必要がある」というのが私の持論です。
と言っても全てを確認することが出来ない現状があるのも事実です(笑)。実際、私も問題ないと思って掲載していたサイトが後から著作権侵害サイトだと判明し、掲載を取りやめたことが何度もあります。

でも、今回のように明らかに著作権侵害をやっていると分かっているオマニー、オナクル、ジパングの掲載を続けるのは、もはや危険度マックスです。
これからも私は調査を続けていきますが、可能な限り本当の情報を伝えることができるように努力したいと思います。

でも、一体どんな罪になって、どれぐらいの損害賠償が来るのだろう?

 

TOKYOHOTの著作権管理団体はどこにあるのか調べたところ、やはり米国にあるようでした。そうなりますと、米国を中心に裁判や告発が行われるわけです。

(一部抜粋)
法律上許された最高額を
損害額として、損害賠償訴訟を提起しますことを、
ここにご通知いたします。

メール内には上記のように記載されていました。この最高額っていくらなんだろうと調べてみたところ、州によっても異なるのかもしれませんが、法定損害額の上限は3万ドルという情報が出てきました。

※すみません、確証はありません。確定された情報を短時間ではどうしても見つけることができませんでした。

著作権の侵害については、損害額の計算が非常に難しいと思われます。特に、Omany、Onacle、Zipangのようなサイトは月額会員制なので、本当であればダウンロード回数に応じた売上の比率などが損害額なのでしょうが、Omany側からそのようなデータが取れるとは思えません。このような理由から米国では実際の損害額での損害賠償請求ではなく、法定損害額の賠償を選択することができるようです。

その最高額が3万ドルだとすると、1ドル100円計算なら300万円ほどになります。これがOmanyには1800本ほどありますので、Omanyだけで3万ドル×1800本=5400万ドルが最高額となります。54億円・・・笑

グローバルキャッシュはOnacleでも配信していたのでこれの2倍。108億円。Zipangを見てみると800本ほどあったので、3万ドル×800本=2400万ドル(24億円)程度の請求額となります。

(一部抜粋)
商用のリンクを張られている被通知者に対しては、
アメリカ合衆国ならびに日本において著作権違反の
共同不法行為者として 〜

共同不法行為者として訴える、と言っています。共同不法行為者とは、「不法行為者の行為とお前らは同一だ!Omanyと同じ罪をアフィリエイターにも負わせる!」ということなので、上記金額が最高額としてアフィリエイターへ損害賠償請求が届くわけですね。

当然、著作権違反は民事だけでなく刑事違反でもありますので、刑事で警察ざたになり、さらに民事でも訴えられて、楽しいアフィリエイト生活も全て終わりを告げることになるかもしれません。

米国では簡単に億単位の賠償が通りますから、万が一期限までにこれら違法サイトのリンクを取り下げない場合、「億を超えた損害請求額が内容証明郵便で突然届いた。どうしよう。」という自体になる可能性を否定できません。

※再度言いますが、この話には確証がありません。あくまで推定の話ですのでご理解ください。

しかし、米国は見せしめ的な損害額が簡単に認められてしまう国なので、もし米国で裁判が提訴されてしまったらヤバイです。米国在住の方でしたらまだ対応策はあるかもしれませんが、日本にいる方は現地に行って英語で反論するというのも難しいですし、米国の弁護士費用はめちゃくちゃ高いし、太刀打ちできません。

無修正動画は日本では違法だから、日本では著作権が認められない?というデマを流している人もいるようですが、日本はベルヌ条約に加盟しており、米国で認められている著作権については日本でも保護しなければならないとなっています。つまり、無修正動画が日本で違法かどうかはまた別の話で、米国で著作権が認められている以上、ベルヌ条約により日本は米国の著作権を日本でも保護する必要があります。なので日本での裁判も当然可能なわけです。

米国と同様の巨額の損害賠償が届く可能性があるわけです。もちろん、情報は全て公に出てきます。もし裁判になってしまったら、その時点で自分の名前やサイトは公に出てしまう可能性がありますよね。まぁ著作権がどうこういう前に、アダルトサイトをやっているという自分の名前が公の場にでた時点で、基本的にアウトですよね。

うーん、私もアダルトアフィリエイターで稼いでいる仲の良い知人・友人がたくさんいるだけに、この事件はやっぱり甘く見ないほうが良いですね。

やはり様子見しないでさっさと危険サイトの宣伝をやめたほうが良いと思います。訴状が届いたら終わりですので、素直に「知りませんでした。ごめんなさい。」と言って広告を一切やめたほうがよさそうですが、決断するまでの時間はあと少ししかありません。

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