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アダルトサイトを利用した詐欺は年々増えています
- アダルトサイトに知らないうちに入会したことになっていた。(ワンクリ詐欺、ツークリ詐欺)
- 入会していないのに突然高額料金の請求ページが表示された。(ワンクリ詐欺、ツークリ詐欺)
- 全く覚えのない請求がハガキやメールで届いた。(架空請求)
- 詐欺サイトの連絡先に電話してしまい、その後更なる請求が届くようになった(弱者リスト掲載)
- 見に覚えのない架空請求を無視していたら裁判をすると脅迫された(詐欺、脅迫)
- パソコンやスマホの画面に請求画面が表示され、その画面が消えない(架空請求、ウィルス被害)
なぜアダルトサイトが詐欺に利用されやすいのか?
人間の欲求である「食欲」「睡眠欲」「性欲」は、三大欲求と呼ばれ、他の様々な欲求より大事で非常に強い命を守るための欲求で、その欲求を我慢するのはとても難しいです。ご飯を食べないと死んでしまうし、睡眠をずっと我慢することはできません。そしてセックスしなければ子孫を残せません。その三大欲求に関わるビジネスは大きく発展していて無くてはならないものとなっています。
性欲に関する性産業ビジネスの一つが「アダルト動画サイト」であり、日本国内でも大きな市場価値を持っています。2016年の矢野研究所による市場調査結果によると、2014年度の国内アダルト市場規模はなんと46兆円。うち風俗関連は3兆5775億円。とんでもない市場価値を持っています。
これら人間の欲求を利用したビジネス、市場価値の中には詐欺を行う悪質業者も多く進出しており問題となっています。2019年現在でも一番知られているのは架空請求ではないでしょうか。突然ハガキで請求が届き「アダルトサイト利用料が支払われていません。すぐに払わないと裁判します。」のような請求が届きます。
冷静になればすぐに詐欺であり無視しても良いと気づくのですが、男は日常的にスマホでアダルト関連のサイトをネットサーフィンしているものです。入会した覚えがなくても日頃からアダルトサイトを見て回っていると「どこかで間違えてアダルトサイトに入会してしまったのか?」と勘違いして請求に応じてしまうようです。それが半年~1年前だと言われれば尚更不安になります。家族にバレたくない、面倒はゴメンだ、という気持ちから支払いをしてしまうと詐欺業者が共有する弱者リストに掲載されてしまい、もっと多くの複数の詐欺業者からさらなる架空請求が届くようになるのです。
詐欺サイトの被害にあったらどうすべきか?
詐欺サイトの被害にあった場合、最初にすべき行動は「無視」することです。徹底的に無視を行いつつ冷静に考えてみましょう。
- なぜ同意していないのに入会したことになっているのか?
- なぜ覚えの無いサイトから請求が届いているのか?
- なぜ請求画面が表示されているのか?
- なぜ・・・
慌ててパニックになるとこちらの負けです。絶対に詐欺業者に大切な財産を奪われないよう冷静になり、なぜこのようなことになっているのか考えることが大切です。そして自分の記憶に自信を持って覚えの無い請求に応じないよう強い心を持ってください。
請求されたサイト名や会社名でググってみる
そのような悪質なサイトは、サイト名でググってみると既に他の被害者が被害を報告している記事を見つけることができると思います。さらに、その悪質業者から被害を受けないようにするにはどうしたら良いかの対策も書かれているので、安心して対策を行いましょう。
また、youtubeなどでも詐欺サイト関連の対応をしているYoutuberがいて、面白い動画を見ることができます。あえて詐欺業者に電話(凸電)して詐欺業者とのやり取りを公開しています。それらの動画を見てみると、詐欺業者の電話対応がいかに稚拙で知識の無い者がやっているのか良く分かります。
youtubeで「架空請求」と入力して検索すると、架空請求業者との実際の電話のやり取りがたくさんでてきます。右下にリンクを貼りましたので是非一度ご視聴ください。
弁護士Youtuberが架空請求業者とのやりとりを公開しています。
Amazonを名乗る架空請求業者vs弁護士
このような動画を見て分かることは、架空請求業者は金儲けのためにやっているだけですので、基本的に強い相手にはそれ以上何も言ってこないということです。気持ちの弱い人や知識の無い人をターゲットに狙いを定めてに脅しをかけて請求をしていますが、知識がある相手からはすぐに逃げます。裁判と聞いただけで怖くなるかもしれませんが、債権者が債務者に対して裁判を起こすには相応の証拠を提示することも必要です。架空請求業者は架空なので証拠などあるはずもありません。
そのような業者に対しては強い気持ちを持って対処しましょう。まぁ基本は無視が一番です。
当サイトでは架空請求やアダルトサイトを利用した詐欺について他の記事でもまとめています。お時間ある方はそちらも合わせてお読みいただくことで被害を防ぐことができるかと思います。是非参考にしてください。